全ての始まりであった1946年、アーネスト・マイエ氏は、捕れたての新鮮な魚介類やロブスターを地元で訪問販売する事業を立ち上げ、成功を収めました。
1952年、アーネスト・マイエ氏はニューブランズウィック州シェディアック町のメイン・ストリートに売店を開き、観光シーズンに訪れる人々に調理したロブスターを販売しました。売店は、地域のロブスター漁期に合わせて営業する季節限定のお店で、1958年に初めて魚介類加工許可を取得するまでは、店頭での販売が唯一の収入源でした。
その後10年間、アーネスト・マイエ氏は個人事業主としてシェディアック・ロブスターショップを経営し、カウンターでロブスターを一般向けに販売する傍ら、大口顧客向けに手で捌いたロブスターの身を缶詰にし、外国やモントリオール周辺に出荷していました。この時、シェディアック・ロブスターは45名の従業員を雇用していました。
1967年、アーネスト氏の息子、ヘクター・マイエ氏が父とともに経営に関わることになり、1968年にシェディアック・ロブスターショップを設立し、有限会社の設立許可を取得しました。1977年にヘクター・マイエ氏は父から会社の一部を買い取り、取締役となりました。1978年には総支配人に就任し、二代目経営者のもとで同社はアメリカのボストン、ニューヨーク、フロリダなどへ製品を輸出するようになりました。当時、シェディアック・ロブスターショップの缶詰工場では140名の従業員が働いていました。
現在、当社は三代目経営者のもとで、250名以上の従業員を雇用し、今もマイエ家が全株式を保有しています。ヘクターの長男であるジル・マイエ氏は最高執行責任者(COO)と総支配人を兼任しており、その弟セルジュ・マイエ氏は工場の生産部長として海外生産も管理しています。こうして二人は今まで培ってきた信頼と革新的技術を持つロブスター食品加工会社の未来を築き上げながら、増え続けるお客様の需要やご要望に応えていけるよう尽力しています。かつては小さな缶詰工場として生まれた当社は、今は最新技術を取り入れた生産工場として、バラエティー豊かなロブスター製品を取り揃えています。また、畜養施設やトラック輸送部など、産業の様々な側面も取り扱っています。輸出は主に北米・アジアを中心とし、ヨーロッパ市場へも進出しています。
シェディアック・ロブスターショップでは、今後も明るい未来に向けて日々精進してまいります。